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殺到
ふりがな文庫
“殺到”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さっとう
81.8%
さつたう
18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっとう
(逆引き)
簡単ならざるを得ぬ手紙の文言(なぜといえば、おびただしい要求がこの成功者、この信頼に値する者のもとへ、
殺到
(
さっとう
)
したからである)
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
薄暗い
神殿
(
しんでん
)
の奥に
跪
(
ひざまず
)
いた時の冷やかな石の
感触
(
かんしょく
)
や、そうした生々しい感覚の記憶の群が
忘却
(
ぼうきゃく
)
の
淵
(
ふち
)
から一時に蘇って、
殺到
(
さっとう
)
して来た。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
殺到(さっとう)の例文をもっと
(18作品)
見る
さつたう
(逆引き)
其時戦死した仏蘭西の男の兵隊が、——女の兵隊の
御亭主
(
ごていしゆ
)
達の幽霊が、霧のやうに
殺到
(
さつたう
)
して
独逸
(
ドイツ
)
の兵隊を
逐
(
お
)
ひ散らしてしまふ、と云つた筋の話もある。
近頃の幽霊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
土倉
(
どさう
)
に
弓箭
(
きゆうせん
)
は満ち、
山沢
(
さんたく
)
に健児は待つ。然れども、その日を見ず、いま、事あらはれて、鎌倉沙汰の軍士、
検非違
(
けびゐ
)
のため、この地に
殺到
(
さつたう
)
あるべし、と聞ゆ。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
殺到(さつたう)の例文をもっと
(4作品)
見る
“殺到”の意味
《名詞》
殺 到(さっとう)
人や、質問、抗議、依頼などが一度に押し寄せること。
(出典:Wiktionary)
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
到
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
“殺”で始まる語句
殺
殺戮
殺生
殺害
殺伐
殺人
殺風景
殺生石
殺気
殺剣
“殺到”のふりがなが多い著者
田中英光
平出修
下村湖人
徳冨蘆花
パウル・トーマス・マン
吉川英治
中島敦
海野十三
佐々木味津三
小酒井不木