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殺到
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さつたう
ふりがな文庫
“
殺到
(
さつたう
)” の例文
其時戦死した仏蘭西の男の兵隊が、——女の兵隊の
御亭主
(
ごていしゆ
)
達の幽霊が、霧のやうに
殺到
(
さつたう
)
して
独逸
(
ドイツ
)
の兵隊を
逐
(
お
)
ひ散らしてしまふ、と云つた筋の話もある。
近頃の幽霊
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
土倉
(
どさう
)
に
弓箭
(
きゆうせん
)
は満ち、
山沢
(
さんたく
)
に健児は待つ。然れども、その日を見ず、いま、事あらはれて、鎌倉沙汰の軍士、
検非違
(
けびゐ
)
のため、この地に
殺到
(
さつたう
)
あるべし、と聞ゆ。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
世間は俺が黒幕の外で振りかざして居る旗印を
目標
(
もくへう
)
として、そこには俺の本陣があるかの如く思違へて
殺到
(
さつたう
)
する。俺の苦しみは死守する此第一防禦線の陣地から生れた。
瘢痕
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
鎌倉
殺到
(
さつたう
)
はほぼ近日に
候
(
さふ
)
らはん
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“殺到”の意味
《名詞》
殺 到(さっとう)
人や、質問、抗議、依頼などが一度に押し寄せること。
(出典:Wiktionary)
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
到
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
“殺”で始まる語句
殺
殺戮
殺生
殺害
殺伐
殺人
殺風景
殺生石
殺気
殺剣