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殺気
ふりがな文庫
“殺気”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
さっき
80.0%
さつき
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さっき
(逆引き)
凄
(
すご
)
いものが手元から、すうすうと逃げて行くように思われる。そうして、ことごとく
切先
(
きっさき
)
へ集まって、
殺気
(
さっき
)
を一点に
籠
(
こ
)
めている。
夢十夜
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
温熱
(
おんねつ
)
のような
殺気
(
さっき
)
は
弾琴
(
だんきん
)
の
音
(
ね
)
に吹きはらわれて、ただ、ぼうぜんとふしぎそうに耳をすます軍兵の眼ばかりが光り合う。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
殺気(さっき)の例文をもっと
(8作品)
見る
さつき
(逆引き)
其子
(
そのこ
)
の身に宿りしより常に
殺気
(
さつき
)
を
帯
(
お
)
べる夢のみ多く、或時は
深山
(
しんざん
)
に迷ひ込みて
数千
(
すせん
)
の
狼
(
おほかみ
)
に囲まれ、一生懸命の勇を
鼓
(
なら
)
して、
其
(
その
)
首領
(
しゆりやう
)
なる
老狼
(
らうらう
)
を
引倒
(
ひきたふ
)
し、
上顎
(
うはあご
)
と
下顎
(
したあご
)
に手をかけて
母となる
(新字旧仮名)
/
福田英子
(著)
二月の風は
殺気
(
さつき
)
だち
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
殺気(さつき)の例文をもっと
(2作品)
見る
“殺気”の意味
《名詞》
殺気(さっき)
草木を枯らす寒冷の気。
殺伐とした空気。荒々しいさま。
(出典:Wiktionary)
殺
常用漢字
小5
部首:⽎
10画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“殺気”で始まる語句
殺気立
検索の候補
殺気立
気殺
狗気殺
“殺気”のふりがなが多い著者
福田英子
小林多喜二
林不忘
夏目漱石
菊池寛
江戸川乱歩
与謝野晶子
吉川英治
田山花袋