“温熱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あたたかさ50.0%
おんねつ25.0%
をんねつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堅い地を割って、草の芽も青々とした頭をもちあげる時だ。彼は自分の内部なかの方から何となく心地こころもちの好い温熱あたたかさき上って来ることを感じた。
刺繍 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
温熱おんねつのような殺気さっき弾琴だんきんに吹きはらわれて、ただ、ぼうぜんとふしぎそうに耳をすます軍兵の眼ばかりが光り合う。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かぎりなくも温熱をんねつ胸牆きようしやうをもとめて
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)