“軍立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくさだ42.9%
いくさだち28.6%
いくさだて28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「心憎き軍立いくさだてではある。遺憾ながらわが兵は疲れ、彼の士気はいよいよたかい。——かず、明日を期せん」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
元禄げんろくころ陸奥千鳥むつちどりには——木川村きがわむら入口いりぐち鐙摺あぶみずりいはあり、一騎立いつきだち細道ほそみちなり、すこきてみぎかたてらあり、小高こだかところだう一宇いちう次信つぎのぶ忠信たゞのぶ両妻りやうさい軍立いくさだち姿すがたにて相双あひならつ。
甲冑堂 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
楚の鐘鼓をして声を出さざらしめんに楚の士卒を整え軍立いくさだてをする事がなるまい。それ人の使を殺し人のはかりごとを絶つは古の通議にあらざるなり。