“手並”の読み方と例文
読み方割合
てなみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、それは決して人の好いものではない。彼女はピアノをいた。その手並てなみは鮮かだつた。彼女は歌つた。その聲は立派だつた。
即ち花生はないけに椿の花を生けようとする場合に、手並てなみが上手でないために、椿の花が正面を向かずに向うを向いたというのである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
七兵衛は米友に向って、なおくわしくがんりきの人相や悪事の手並てなみを語って、それに多くの敵意と注意を吹き込んでおきました。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)