“腕前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うでまえ40.0%
うでまへ20.0%
うでめえ20.0%
うで10.0%
てのうち10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ジャップは卑劣ひれつだ、有色人種は卑劣だといったから、ぼくはちょっとジャップの腕前うでまえはどんなものかを見せてやっただけだ
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
今度こんどは一つ日本男兒につぽんだんじ腕前うでまへせてれんと、うまく相撲すまうこと發議はつぎすると、たちま彌次連やじれんあつまつてた。
君もなか/\お腕前うでめえだね、大方君はあの婦人を喰っているのだろうが、これからはもう君と善悪を一ツにしようと約束をした以上は、君のためにならねえ事は僕は云うよ
「それは当り前の話じゃ。襟半の内輪を知り抜いとる私が証人に立ってもえ。昔から腕前うでのない、手柄望みの役人は、すぐに弱い正直者を罪に落そうとするものじゃてや」
これが山手組の武家やっこを総元締めなさる深見重左のお腕前てのうちか、世間にはたまには出て見るものじゃ、音に聞えた氷川下の老侠客、もう少し鋭い味のあるお方と思うたが
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)