“うでまえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
技倆35.7%
腕前28.6%
伎倆14.3%
手腕14.3%
技術7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ね、どう? ちょいと、あざやかな技倆うでまえでしょう? 門倉さん、それからみなさん方——」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
むろんこういう巧者こうしゃなことは素人しろうとにはできない。職人はまた腕前うでまえをしめすべく、棟やのきはしの切りそろえに、あしとか篠竹しのだけとかの切り口を、順序よくならべて見せている。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
通常より少し優れた伎倆うでまえの人が一勉強ひとべんきょういたしますと上手にはなれましょうが、名人という所へはたゞ勉強したぐらいでは中々参ることは出来ません。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「いやその手腕うでまえを見込んで、ちっと依頼たのみがあるのだ。」
金時計 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
玄石の技術うでまえを褒めて約束の通り金百両を与えて、堅く口止をいたし、茂二作夫婦にも幾許いくらかの口止金を与えて半右衞門を病死と披露して
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)