“しゅわん”の漢字の書き方と例文
語句割合
手腕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武子台に難を避けた定公の身辺にまで叛軍はんぐんの矢がおよぶほど、一時は危かったが、孔子の適切な判断と指揮とによってわずかに事無きを得た。子路はまた改めて師の実際家的手腕しゅわんに敬服する。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
鯛なんて薬にしたくってもありゃしない。今日は露西亜文学の大当りだと赤シャツが野だに話している。あなたの手腕しゅわんでゴルキなんですから、わたしなんぞがゴルキなのは仕方がありません。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
交通こうつうを開き事をはかりたる者にて、流石さすがは外交家の手腕しゅわんを見るべし。