“てくだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手管92.7%
手練4.9%
手腕2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
クリクリ坊主にさせたいからじゃ。是が非でも出家にさせねばならぬ必要があるゆえ、そちが一世一代の手管てくだを奮って、うまうまと剃髪ていはつさせい
その結果は葉子が何か恐ろしく深いたくらみと手練てくだを示したかのように人に取られていた事も思った。
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
手腕てくだにかけて禅師を迷わしたものでもあるかに受取れるが、事実は、妖婦でも淫婦でもなんでもない、尋常の門番の、尋常の娘で、ただ、世間並みよりは容貌が美しかったというに止まる
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)