“しゆれん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手練60.0%
株蓮20.0%
珠簾20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しりへよりみの毛をさはらす、熊又まへにすゝむ。又さはり又すゝんで熊つひには穴の口にいたる。これをまちかまへたる猟師れふしども手練しゆれん槍尖やりさきにかけて突留つきとむる。一槍ひとやりあやまつときは熊の一掻ひとかきに一めいうしなふ。
よつて意へらく、幕にて知らぬところを強ひて申し立て、多人数に株蓮しゆれん蔓延まんえんせば、善類をそこなふこと、すくなからず、毛を吹いて瘡を求むるにひとしと。
留魂録 (新字旧仮名) / 吉田松陰(著)
春風しゆんぷう珠簾しゆれんを吹いて、銀鉤ぎんこうたうするの処、蛾眉がびの宮人の衣裙いくんを洗ふを見る、月事げつじまた風流ならずや。(四月十六日)