“月事”の読み方と例文
読み方割合
げつじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
服部兄いかが、今は劇職のよし、たび/\見え申まじく候。参られ候はば宜奉願上候。かへす/″\も令郎様へ宜御申可被下候。月事げつじの姫へも。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
春風しゆんぷう珠簾しゆれんを吹いて、銀鉤ぎんこうたうするの処、蛾眉がびの宮人の衣裙いくんを洗ふを見る、月事げつじまた風流ならずや。(四月十六日)
この劇は太虚及び龔芝麓ろうしろく賊に降り、後に清朝の兵入るを聞くや、急に逃れて杭州に至り、追兵の至るに驚いて、岳飛がくひ墓前、鉄鋳の秦檜しんくわい夫人の跨下こかかくる、たまたまこの鉄像の月事げつじに値ひ
八宝飯 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)