“しゅれん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手練66.7%
珠簾23.3%
修錬3.3%
株連3.3%
酒帘3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恐らく、兵さんから、あの特種な、鰻取りの技倆ぎりょうと、泳ぎの手練しゅれんを除いたら、あの男は、或いは、世間の人から撲殺されたかも知れない。
あまり者 (新字新仮名) / 徳永直(著)
董卓は早くも車駕を命じ、珠簾しゅれん宝台ほうだいに貂蝉を抱き乗せ、扈従こじゅうの兵馬一万に前後を守らせ、郿塢びうの仙境をさして、揺々ようようと発してしまった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
も幾年の学びたる力一杯鍛いたる腕一杯の経験修錬しゅれんうずまき起って沸々ふつふつと、今拳頭けんとうほとばしり、うむつかれも忘れ果て、心はさえさえ渡る不乱不動の精進波羅密しょうじんはらみつ、骨をも休めず筋をも緩めず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
三奉行大憤激して吟味することにも相成り候わば、小子深望の事に候えば、その節株連しゅれん蔓延まんえんも構わず、腹一杯天下の正気を振うべし。事いまだここに至らざれば、安然として獄に坐しの天命を
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
酒亭三河屋は弁才天べんざいてんを安置したしまの南岸にあった。維新以前には嶼の周囲に酒亭がひさしを接していたのであるが、維新の後ことごとく取払われてひとり三河屋のみが酒帘しゅれんを掲げることを許された。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)