“叛軍”の読み方と例文
読み方割合
はんぐん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「かしこまりました。身不肖ながら、叛軍はんぐんいかに気負うとも、散開さんかいに斬りふさぎ、要害に守り支え、もし急変があればふたたび速報申しあげます」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
したがって、かりに田川大作のような狂熱的きょうねつてき青年がいて、血涙けつるいをふるって叛軍はんぐんに同情するようなことがなかったとしても、塾生たちが冷静でありうる道理がなかった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
一千数百名の将兵をして勅命違反の叛軍はんぐんたらしめんとするに至れるは、果たして誰の責任であろうか。事件は突如として今日現れたのではなくて、って来れる所遠きに在る。
二・二六事件に就て (新字新仮名) / 河合栄治郎(著)