“はんぐん”の漢字の書き方と例文
語句割合
叛軍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
墨西哥メキシコの首都附近に、叛軍はんぐんせまる、一両日中に、クーデター起るものと予測さる」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
武子台に難を避けた定公の身辺にまで叛軍はんぐんの矢がおよぶほど、一時は危かったが、孔子の適切な判断と指揮とによってわずかに事無きを得た。子路はまた改めて師の実際家的手腕しゅわんに敬服する。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
そして、信長の本塁ほんるい天野山あまのやまにおかれた。こう壮観な布陣を展開しながら、彼はなお、ちぬらずして叛軍はんぐんを降すことに、一縷いちるの望みをつないでいた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)