“叛意”の読み方と例文
読み方割合
はんい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すでにして彼は田舎にいても魏蜀の戦況はつぶさにしていたし、また近頃、新城の孟達、叛意はんいきざしある気ぶりを、ひそかに耳にしていたからである。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
采女には叛意はんいはなかった。
十二年の久しきあいだ、織田家を悩ませた本願寺の黒幕の謀将を、おゆるしも仰がず、かくまうなどという行為は、明らかなる叛意はんいと申されても仕方がないではございませぬか。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)