“叛旗”の読み方と例文
読み方割合
はんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一昨年六月、叛旗はんきをたてて籠城以来、その秋になっても、毛利は進出して来ない。冬になっても、年は明けても、形勢は変ってこない。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それをどう斯う云うのは恩恵おんけい深き自然に対して正しく叛旗はんきをひるがえすものである。よしたまえ、ビジテリアン諸君、あんまり陰気なおまけに子供くさい考は。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
その間新政府をよろこばないこれらの叛旗はんきをひるがえした連中は、オロシャ人の侵略に悩まされているカラフトの同胞人を、こちらからもまた、苦しめていたことになる。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)