“巧者”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こうしゃ68.8%
かうしや9.4%
じやうず6.3%
じょうず6.3%
こうしや3.1%
しれもの3.1%
りこう3.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“巧者”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 社会・家庭生活の習俗20.0%
哲学 > 心理学 > 超心理学・心霊研究4.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
このおとこは、あまり植木うえきについて巧者こうしゃでなかったとみえて、すっかりよわらしてしまいました。
葉と幹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
沈着な態度を外部側そとがわにもっている彼は、また臨機に自分を相手なりに順応させて行く巧者こうしゃも心得ていた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
本道ほんだうのほかに外療げれう巧者かうしや玄竹げんちくは、わかもの怪我けが十針とはりほどもつて
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
その男は仏蘭西フランス政府の飛行免状を取つて居る巧者かうしやな飛行家であるが、伊太利イタリイ人でありなが土耳其トルコ軍へ数隻の飛行機を取次いで売つたと云ふので本国政府から仏蘭西フランス政府へ取押へ方を請求して来た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
すこぶるの淡白者きさくもので、上方弁の滑かな、話巧者じやうずの、何日いつ見てもお愛想が好いところから、間もなく村中の人の気に入つて了つた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
批評も小説も新躰詩も何でも巧者じやうずで某新聞に文芸欄を担任する荒尾あらを角也かくなり耶蘇教やそけうの坊さんだとかいふアーメン臭い神野かみの霜兵衛しもべゑ
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
十歳とおで、小柄で、ませている、清元の巧者じょうずな、町の小娘お金坊は、蝶々まげにさした花かんざしで頭をきながら、ええといった。あんぽんたんのことは話しずみの友達だったのだろう。
と器用に、なんでも巧者じょうずだ。
「それだけ熊五郎が巧者こうしやになつたのさ、——おや、待つてくれ。熊井熊五郎が押込みに入るのは、不思議に六の日が多いぢやないか、五月六日に二十六日、六月十六日、七月六日、二十六日、八月十六日、九月六日——」
はづかしげにおもてあからむる常の樣子と打つて變りし、さてもすげなき捨言葉すてことばに、冷泉いぶかしくは思へども、流石さすが巧者しれもの
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
それならここはわざと無難に落してやって、跡をけて大きな網を被せるほうが巧者りこうだと考え付いて、三次、静かに男の後姿を凝視みつめていた。