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巧者
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じやうず
ふりがな文庫
“
巧者
(
じやうず
)” の例文
頗
(
すこぶ
)
るの
淡白者
(
きさくもの
)
で、上方弁の滑かな、話
巧者
(
じやうず
)
の、
何日
(
いつ
)
見てもお愛想が好いところから、間もなく村中の人の気に入つて了つた。それが
乃
(
すなは
)
ち源助さんであつた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
批評も小説も新躰詩も何でも
巧者
(
じやうず
)
で某新聞に文芸欄を担任する
荒尾
(
あらを
)
角也
(
かくなり
)
、
耶蘇教
(
やそけう
)
の坊さんだとかいふアーメン臭い
神野
(
かみの
)
霜兵衛
(
しもべゑ
)
、京都の公卿伯爵の
公達
(
きんだち
)
鍋小路
(
なべこうぢ
)
行平
(
ゆきひら
)
——斯ういふ人達だよ
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
加之
(
のみならず
)
何事にも器用な人で、
割烹
(
れうり
)
の心得もあれば、植木
弄
(
いじ
)
りも好き、義太夫と
接木
(
つぎき
)
が
巧者
(
じやうず
)
で、或時は白井様の子供衆のために、
大奉
(
だいほう
)
八枚張の
大紙鳶
(
おほたこ
)
を拵へた事もあつた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
巧
常用漢字
中学
部首:⼯
5画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“巧者”で始まる語句
巧者人