“捨言葉”の読み方と例文
読み方割合
すてことば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はづかしげにおもてあからむる常の樣子と打つて變りし、さてもすげなき捨言葉すてことばに、冷泉いぶかしくは思へども、流石さすが巧者しれもの、氣をそらさず
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
取て故意わざと腹に周環ぐる/\まきたるまゝ臥床ふしどいりまくらに付やいなや前後も知らぬ高鼾たかいびきに町人も半四郎のそばやすみしかば家内の女子どもは酒肴の道具だうぐさげ行燈あんどうへ油を注足つぎたし御緩おゆるりと御休みなされましと捨言葉すてことば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)