“注足”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つぎた50.0%
つぎたし50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
切棒の駕籠かごにも乗らず、お供の国公をも召連れず、薬箱も取りえずに駈けつけて、下地したじのあるところへ病家先の好意で注足つぎたしをし、その勢いに乗じて、長者町へ帰るべきものを
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
取て故意わざと腹に周環ぐる/\まきたるまゝ臥床ふしどいりまくらに付やいなや前後も知らぬ高鼾たかいびきに町人も半四郎のそばやすみしかば家内の女子どもは酒肴の道具だうぐさげ行燈あんどうへ油を注足つぎたし御緩おゆるりと御休みなされましと捨言葉すてことば
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)