“戦巧者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いくさこうしゃ66.7%
いくさこうじゃ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ一つ、彼のに落ちなかったことは、曹仁という戦巧者いくさこうしゃな大将の画策をことごとく撃砕して、鮮やかにその裏をかいた敵の手並のいつにも似ない戦略ぶりにあった。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
戦巧者いくさこうしゃな斎藤どののいさめもお用いなく、みすみす不利な地形と寡兵かへいをもって、山崎に決戦を辞さなかったのも、その大道にられたためです。山崎を退いては京都を捨てることになるからです。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又左は戦巧者いくさこうじゃくらぶべき者はない。——そして、めでたく帰陣の日には、ふたたびここに立ち寄り、その折は、御内儀が迷惑と申されても、五三日も逗留、ずいぶんわがままもして見しょう所存じゃ。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)