“戦袍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せんぽう64.7%
ひたたれ29.4%
センポウ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
するとあたかも白鷺しらさぎの大群のような真白な軍隊が道をはばめて待っていた。見れば、姜叙、楊阜以下、すべて白い戦袍せんぽうに白い旗をかかげて
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この地を立とうとすると、ひとりの若い大将が、白い戦袍ひたたれをつけ、白銀しろがね盔甲かぶとよろいを着て、一隊の軍馬をひきいて、これへ急いで来た。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今、民窮シ、兵疲ルルモ、コトムベカラズ、僅カニ一州ノ地ヲ以テ、吾レ二十倍ノ賊ト持久セントス。コレ臣ガマダカザルノ(戦袍センポウノ意)一ナリ。臣、タダ鞠躬尽力キッキュウジンリョク、死シテ後マンノミ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)