“かうしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
巧者42.9%
功者14.3%
校舍14.3%
絳紗14.3%
航者14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その男は仏蘭西フランス政府の飛行免状を取つて居る巧者かうしやな飛行家であるが、伊太利イタリイ人でありなが土耳其トルコ軍へ数隻の飛行機を取次いで売つたと云ふので本国政府から仏蘭西フランス政府へ取押へ方を請求して来た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
まへさんよりわたしほうすこ功者かうしやさ、とまいられて、るほどるほどとくちつぐみぬ。
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
私立しりつなれども生徒せいとかずは千にんちかく、せま校舍かうしや目白押めじろおし窮屈きうくつさも教師きやうし人望じんぼういよ/\あらはれて、たゞ學校がくこうと一トくちにてこのあたりには呑込のみこみのつくほどるがあり、かよ子供こども數々かず/\あるひ火消ひけし鳶人足とびにんそく
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
彼女の椅子の後には、絳紗かうしやとばりを垂れた窓があつて、その又窓の外には川があるのか、静な水の音やかいの音が、絶えず此処まで聞えて来た。
南京の基督 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
夜に入りて大雨おほあめとなり乗りこめるデッキ航者かうしや(deckpassenger)の床さへ濡れぬ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)