“腕利”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うでき50.0%
うできき32.1%
うできゝ14.3%
てき3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくら力の強いロボットでも、こちらは、腕利うでききの警官が六人です。まさか、警官たちを押しのけて、逃げだすことはできないでしょう。
電人M (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
妻に対する虚栄心の発現、らされながらも夫を腕利うでききと思う妻の満足。——この二つのものだけでは到底充分な説明にならなかった。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
時の警視総監は刑事中での腕利うできゝとして知られてゐたガストン・ワルゼエといふ男にこの宝石荒しの探偵を命令いひつけた。
ところが、世間は、そう視ておらん。——例の、湧井と青砥の二人が、脱藩した事から、貴公にも、疑いがかかっておる。一角とぐるになって、米沢藩の腕利てききを
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)