“うできき”の漢字の書き方と例文
語句割合
腕利100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これより先、江戸三剣士(千葉、桃井、斎藤)の一人斎藤篤信斎弥九郎が、その門弟のうちから十余人の腕利うでききを選抜して「勇士組」と名づけ、これを長州へ送ってやったことがある。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
展覧会開催以来新聞は随分此記事でにぎわされたので、ある新聞によると、東洋商会はM商店の製作部の腕利うでききの技師を買収して、此の真珠塔を造らしめたのだと云い、ある新聞によると
真珠塔の秘密 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
ともかく、私の飛礫は、遊び友達の中でも非常な腕利うでききとして相応な尊敬を払われていた。たとえば、Aの町の「ガリマ」隊と、Bの町の「ガリマ」隊とが、よく静かな裏町で出会すことがあった。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)