“うでき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腕利93.3%
腕木6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「胴体を真紅しんくに染めて、白抜きで白骨をいてあるよ、機はカーチスの小型機で勿論もちろん機関銃があり、操縦士は腕利うでききで、そして、支那海しなかいから朝鮮海峡に盛んに出没するんだね」
追っかけて来る飛行機 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
おもての方も気がかりになるが、咲耶子さくやこをにがしては浜松城はままつじょうのほうへいいわけが立たんことになる。なにを打ちすてても、すぐ腕利うでききの若侍わかざむらいをつれて、源氏閣げんじかくの上へかけつけてくれい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこで軽便鉄道づきの電信柱でんしんばしらどもは、やっと安心あんしんしたように、ぶんぶんとうなり、シグナルの柱はかたんと白い腕木うできを上げました。このまっすぐなシグナルの柱は、シグナレスでした。
シグナルとシグナレス (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)