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腕利
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うでき
ふりがな文庫
“
腕利
(
うでき
)” の例文
いくら力の強いロボットでも、こちらは、
腕利
(
うでき
)
きの警官が六人です。まさか、警官たちを押しのけて、逃げだすことはできないでしょう。
電人M
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「京都へは諸国の浪人者が集まり乱暴を致す故、その警護のためにとて
腕利
(
うでき
)
きの連中が乗り込んで行く、わしもそれに頼まれて」
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「胴体を
真紅
(
しんく
)
に染めて、白抜きで白骨を
描
(
か
)
いてあるよ、機はカーチスの小型機で
勿論
(
もちろん
)
機関銃があり、操縦士は
腕利
(
うでき
)
きで、そして、
支那海
(
しなかい
)
から朝鮮海峡に盛んに出没するんだね」
追っかけて来る飛行機
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
表
(
おもて
)
の方も気がかりになるが、
咲耶子
(
さくやこ
)
をにがしては
浜松城
(
はままつじょう
)
のほうへいいわけが立たんことになる。なにを打ちすてても、すぐ
腕利
(
うでき
)
きの
若侍
(
わかざむらい
)
をつれて、
源氏閣
(
げんじかく
)
の上へかけつけてくれい
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さようで。——しかも切られたのが、手先の中でも
一
(
ひと
)
っぱし
腕利
(
うでき
)
きの者ばかり……」
くろがね天狗
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
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子分にもあまり
腕利
(
うでき
)
きがなかった。それらの事情で今度のむずかしい探索は特に半七の方へ重荷をおろされたのであろう。それを思うと、彼はいよいよ責任の重いのを感じないわけには行かなかった。
半七捕物帳:26 女行者
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「きつと
腕利
(
うでき
)
きだらうね?」と日傭女は云つた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「あ、これは多賀六郎と申す某藩の者、以前は
蜊河岸
(
あさりがし
)
の
桃井
(
もものい
)
の道場で、相当の
腕利
(
うでき
)
きでござりましたのに」
大菩薩峠:19 小名路の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
こまったあげく、ようやくきまったことは、東京へむけてこのことを急報し、だれかえらい学者に来てもらうことと、警視庁の捜査課の
腕利
(
うでき
)
きの捜査官にも来てもらうことであった。
宇宙戦隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
腕利
(
うでき
)
きの天堂一角すらも、二の足を踏んだので、ぎょうさんと思われるほどな、若侍の人数をすぐってきたのであるが、誰より怖れていた雄敵が欠けているとすれば、これに越したことはない。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いずれも
錚々
(
そうそう
)
たる
腕利
(
うでき
)
きであり、
下関
(
しものせき
)
砲撃の時などは大いに働いたものですが、以上の三人が悪い事をして、体面上容赦がならぬというところから、同志の者で斬って捨てようとしたが
大菩薩峠:27 鈴慕の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
「ああ閣下。ゴールド大使の身辺は、只今、隊員をして監視中でございます。なにしろ、この前のお叱りもありましたので、あれから
直
(
す
)
ぐ、ゴールド大使に、わが
腕利
(
うでき
)
きの憲兵をつけてこざいます」
二、〇〇〇年戦争
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
冗談を言うな、今はそんな冗談を言っている時ではあるまい、おれのような幽霊同様の影の薄い人間を、貴様のような
腕利
(
うでき
)
き一匹の男が、鼻を鳴らして夜昼嗅ぎ廻っている時節じゃあるまい。
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
轟
(
とどろき
)
の
源松
(
げんまつ
)
という
腕利
(
うでき
)
きの岡っ引に少々
胆
(
きも
)
を冷やされているところがある。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
腕
常用漢字
中学
部首:⾁
12画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“腕”で始まる語句
腕
腕車
腕白
腕環
腕組
腕拱
腕力
腕節
腕時計
腕木