二、〇〇〇年戦争にせんねんせんそう
発端 そのころ、広い太青洋を挟んで、二つの国が向きあっていた。 太青洋の西岸には、アカグマ国のイネ州が東北から西南にかけて、千百キロに余る長い海岸線を持ち、またその太青洋の東岸には、キンギン国が、これまた二千キロに近い海岸線をもっていた。 …
作品に特徴的な語句
かんば とけ さが 彷徨さすら へい いず あせ きっ ずり 玩具がんぐ 申出もうしで くわだ さいわい とお かろ かえ きわ きま よう ほう 生残せいざん しら すぐ 相応ふさ 彼奴きゃつ 突堤とってい べに わたし 蒼白そうはく おそれ うな 警鈴ベル たとえ かんむり わずか とま 闇夜あんや へこ 累々るいるい ねずみ かもめ じゅん 殲滅せんめつ なぐ 殺戮さつりく あわ なみ 浮游ふゆう ひた 溜息ためいき 漸進ぜんしん つぶ 鳩便はとびん 濛々もうもう 火焔かえん ひげ 骸骨がいこつ 燐光りんこう ため 生命いのち 駐剳ちゅうさつ 甲冑かっちゅう 甲虫かぶとむし 申出もうしい 疾駆しっく 発端ほったん 飾窓かざりまど 目懸めが ひるがえ 飛魚とびうお 真似まね にら たしか ページ うかが はず 面罵めんば くだ 要塞ようさい はか 見廻みまわ よろい 覇王はおう 覆面ふくめん かえる 長生ながいき ほたる