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倖
ふりがな文庫
“倖”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
しあわ
49.3%
さいわ
19.4%
さいわい
10.4%
しあわせ
9.0%
しあは
7.5%
かう
1.5%
さい
1.5%
しあはせ
1.5%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しあわ
(逆引き)
自分にすぎた筒井であっただけ
眩
(
まば
)
ゆいばかりの妻を得ていることが、どういう
倖
(
しあわ
)
せにも増して底の深い倖せであったことであろう。
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
倖(しあわ)の例文をもっと
(33作品)
見る
さいわ
(逆引き)
座敷はその間に片づけられ、隠居は一服
喫
(
す
)
いつけて二人を待っていた。
倖
(
さいわ
)
いに日が照って、庭に向いた障子は閉めきるほど寒くは無かった。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
倖(さいわ)の例文をもっと
(13作品)
見る
さいわい
(逆引き)
お定は悲しむまえに、まず病が本物だったことをもっけの
倖
(
さいわい
)
にわめき散らして、死神が舞いこんできよった。
蛍
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
倖(さいわい)の例文をもっと
(7作品)
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▼ すべて表示
しあわせ
(逆引き)
通り魔か? 通りすぎた気配だけあって、姿のない怪人! 生命の満足に残ったのが虎松にとって大きな
倖
(
しあわせ
)
だったといえる。
くろがね天狗
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
倖(しあわせ)の例文をもっと
(6作品)
見る
しあは
(逆引き)
いまね、この御所を見てゐて、急に、何だか、現在の方が
倖
(
しあは
)
せのやうな気がしたンだ。——やぶれたものの哀れさは、美しい。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
倖(しあは)の例文をもっと
(5作品)
見る
かう
(逆引き)
厚かましいお願だが、彼等の孤弱を憐れんで、今後とも
道塗
(
だうと
)
に
飢凍
(
きとう
)
することのないやうにはからつて戴けるならば、自分にとつて、恩
倖
(
かう
)
、之に過ぎたるは
莫
(
な
)
い。
山月記
(旧字旧仮名)
/
中島敦
(著)
倖(かう)の例文をもっと
(1作品)
見る
さい
(逆引き)
……
倖
(
さい
)
わいなのは子供と離されていることだ、甲之助と乳母とは廊下を
鍵
(
かぎ
)
なりに曲って、五つばかり向うの部屋にいる、良人の好みで召使たちもずっと離れていた。
めおと蝶
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
倖(さい)の例文をもっと
(1作品)
見る
しあはせ
(逆引き)
誰も力になつてくれるもののない抵抗しやうのない淋しさで、暗がりに眼を開いたまゝ、ゆき子はじつと激しい雨の音に耳をかたむけてゐた。伊庭がこの家にゐなかつた事は
倖
(
しあはせ
)
であつた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
倖(しあはせ)の例文をもっと
(1作品)
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倖
漢検準1級
部首:⼈
10画
“倖”を含む語句
僥倖
薄倖
不倖
射倖的
射倖心
僥倖児
薄倖兒
一薄倖児
薄倖児
恩倖
射倖
大倖
僥倖者
僥倖当
僥倖党
倖者
倖寵
倖僥
倖倖
“倖”のふりがなが多い著者
吉川英治
三上於菟吉
佐々木味津三
蒲 松齢
織田作之助
林芙美子
中島敦
海野十三
久生十蘭
室生犀星