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倖
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しあわせ
ふりがな文庫
“
倖
(
しあわせ
)” の例文
通り魔か? 通りすぎた気配だけあって、姿のない怪人! 生命の満足に残ったのが虎松にとって大きな
倖
(
しあわせ
)
だったといえる。
くろがね天狗
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
箱根を越えない
中
(
うち
)
にソコソコと荷物を片付けて、前部の車へ引移ってしまったので、翁は悠々と足を伸ばした。世の中は何が
倖
(
しあわせ
)
になるかわからない。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
お互い物の道理の分る御慈悲深い御領主様を戴いて、
倖
(
しあわせ
)
でおじゃりまするな。そろそろ参りましょうわい
旗本退屈男:08 第八話 日光に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
倖
(
しあわせ
)
にも、上野介の立場は、受け身にあったし、島津だの酒井だのという大藩とも親戚の関係にあるので、裏面からの策も功を奏して、
此方
(
こっち
)
側は「おかまいなし」と云う決着にはなったが
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
結局一人になった方が
倖
(
しあわせ
)
かもしれない。しかし、倖なんておよそおかしなものである。腹の減ったときに
蜃気楼
(
しんきろう
)
を見るようなもので、なんの足しになるものかと思った。
蠅
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
「それがあの、本当なら
倖
(
しあわせ
)
でござりますなれど……わたくし、あの只一つ——」
旗本退屈男:08 第八話 日光に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「あい。末々までもと申すのではござりませぬ。御出家姿となって最初の夜のお情をうけたら、
邪気
(
じゃき
)
が払われて必ずともに
倖
(
しあわせ
)
が参るとこのように修験者共が申しましたゆえ、本当にもし——」
旗本退屈男:08 第八話 日光に現れた退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「そういうが、君は男で
倖
(
しあわせ
)
さ」
宇宙尖兵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
倖
漢検準1級
部首:⼈
10画
“倖”を含む語句
僥倖
薄倖
不倖
射倖的
射倖心
僥倖児
薄倖兒
一薄倖児
薄倖児
恩倖
射倖
大倖
僥倖者
僥倖当
僥倖党
倖者
倖寵
倖僥
倖倖