「ただいやだなんて、そんな子供のようなことを云ってどうなさるの、あなた来年はもう二十一になるのでしょう」 「幾つでもようございますわ、いやなものはいやなんですもの」 こう云って文代はすました顔で菓子を摘んだ。小さい頃から、「あたしのお鼻はて …
| 著者 | 山本周五郎 |
| ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
| 初出 | 「講談倶楽部 春の臨時増刊号」大日本雄弁会講談社、1950(昭和25)年4月 |
| 文字種別 | 新字新仮名 |
| 読書目安時間 | 約49分(500文字/分) |
| 朗読目安時間 | 約1時間21分(300文字/分) |