“前跼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まえかが85.7%
まえこご9.5%
まへかゞ4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうだ、これはいまのうちに相談しておかなくちゃいけないと思うんだが」と云って彼は前跼まえかがみになり、両手を左右に開いた
ばちあたり (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
鷺太郎が、その小径を下の草叢にまで下りたち、もう一度、前跼まえこごみになって、あたりを見透かした時だった。
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
四疊半の茶呑臺ちやぶだいの前に坐つて、髮の伸びたロイド眼鏡のZ・K氏は、綿のみ出た褞袍どてらを着て前跼まへかゞみにごほん/\咳き乍ら、私の用談を聞いた。
足相撲 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)