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『足相撲』
ふりがな文庫
『
足相撲
(
あしずもう
)
』
S社の入口の扉を押して私は往來へ出た。狹い路地に入ると一寸佇んで、蝦蟇口の緩んだ口金を齒で締め合せた。心まちにしてゐた三宿のZ・K氏の口述になる小説『狂醉者の遺言』の筆記料を私は貰つたのだ。本來なら直に本郷の崖下の家に歸つて、前々からの約束 …
著者
嘉村礒多
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
佇
(
たゝず
)
煙管
(
ぎせる
)
前跼
(
まへかゞ
)
吻
(
ほつ
)
揮毫
(
きがう
)
食
(
は
)
飜
(
ひるがへ
)
脹脛
(
こむら
)
熟柿
(
じゆくし
)
漸
(
やうや
)
一簣
(
いつき
)
喋舌
(
しやべ
)
呷
(
あふ
)
三宿
(
みしゆく
)
上框
(
あがりかまち
)
叩頭
(
じぎ
)
吃驚
(
びつくり
)
見窄
(
みすぼ
)
肚
(
はら
)
肴
(
さかな
)
不憫
(
ふびん
)
菰冠
(
こもかぶ
)
蕎麥
(
そば
)
薄縁
(
うすべり
)
褌
(
ふんどし
)
褞袍
(
どてら
)
翹
(
つまだ
)
軈
(
やが
)
酷
(
ひど
)
零
(
こぼ
)
頤
(
あご
)
頻
(
しき
)
嘯
(
うそぶ
)
咄
(
はなし
)
杉籬
(
すぎがき
)
嵩
(
かさ
)
怫然
(
ふつぜん
)
憐恤
(
れんじゆつ
)
憮然
(
ぶぜん
)
戲
(
たはむ
)
拾得
(
じつとく
)
揮
(
ふる
)
小蕪
(
こかぶ
)
少時
(
しばらく
)
枉
(
ま
)
毒吐
(
どくづ
)
宗
(
そう
)
剃刀
(
かみそり
)
丼
(
どんぶり
)
直樣
(
すぐさま
)
羸鶴
(
るゐかく
)