“一簣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっき77.8%
いつき11.1%
ひともっこ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わけて、中入りの戦いに、切レを取り損じては、九仭きゅうじんこう一簣いっきに欠こう。くれぐれも、引揚げの機を誤るなよ。風の如くいて、風の如く去れよ
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が私はこゝで、一簣いつきにして止めてはならぬ。
足相撲 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
道の実現は、たとえば山を築くようなもので、あと一簣ひともっこというところで挫折しても、それは全部の挫折だ。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)