“菰冠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こもかぶ90.0%
こもかぶり10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土手にはろくな酒がないし、お邸には口を開けたばかりの菰冠こもかぶりがありますから、竹屋の渡しを渡って、駒形まで飛んで帰りましたよ。
やがて松の家の芸者が立てつづけに土地での玉数ぎょくかずのトップを切り、派手好きの松島は、菰冠こもかぶりを見番へかつぎ込ませるという景気であった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「町内の衆は二三十人来ているが、朝っから、まるでお祭騒ぎだ。酒屋から菰冠こもかぶりを取寄せて、中には歌を唄ってるのもある」