“玉数”の読み方と例文
読み方割合
ぎょくかず100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて松の家の芸者が立てつづけに土地での玉数ぎょくかずのトップを切り、派手好きの松島は、菰冠こもかぶりを見番へかつぎ込ませるという景気であった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
抱え一人々々の毎日々々の出先や玉数ぎょくかずを記した幾冊かの帳面のほかに、時々警察の調査があり、抱えの分をよくするような建前から、規定のかせぎ高の一割五分か二割を渡すほかは
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
鳥屋で昼間からの玉数ぎょくかずも記入された伝票をもらうと、舟遊びはサアビスに附き合ったのだったが、さっそくわけ松の家で衣裳いしょうを着かえ、松の家の前にならんで棺の来るのを待っていたのだった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)