“玉璽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょくじ90.9%
たまぐし9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「彼の手には、伝国でんこく玉璽ぎょくじがある。それでだろう。——しかし、衆口のささやき伝える力のほうが怖しい。実現するかもしれないな」
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それに他ならぬホートン氏は行衛不明の噠𡃤喇嘛と喇嘛の使用する玉璽ぎょくじとを発見しようそのために来てくれた人であって見れば
喇嘛の行衛 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
玉璽たまぐしは再び長老の手に無事に返えっては来たけれど、国境を自由に往復出来る玉璽の印された二枚の手形が何者かに依って持ち出されたことは、遂に発見されなかった。
喇嘛の行衛 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)