“玉藻”の読み方と例文
読み方割合
たまも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二、三年来『玉藻たまも』誌上に載せた短い俳話を集めて本書が出来た。されば「玉藻俳話」とでも題する方が適切かも知れぬ。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
麻続王おみのおおきみが伊勢の伊良虞いらごに流された時、時の人が、「うちそを麻続をみおほきみ海人あまなれや伊良虞が島の玉藻たまも刈ります」(巻一・二三)といって悲しんだ。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
九尾きゅうびきつね玉藻たまもまえが飛去ったあとのような、空虚な、浅間しさ、世の中が急に明るすぎるように思われたでもあろう。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)