“たまぐし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玉串66.7%
玉櫛11.1%
玉璽11.1%
珠櫛11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何のまじないに使ったものか、青竹にはさんだ祈願用の小さな畳紙たとうがみです。のみならず、その小さな玉串たまぐしの表には、達者な筆で鬼子母神と書かれてあるのでした。
わけて楠木家の祖は、玉櫛たまぐししょうに住んで、散所民との縁も浅からぬ家柄だったことでもある。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
玉璽たまぐしは再び長老の手に無事に返えっては来たけれど、国境を自由に往復出来る玉璽の印された二枚の手形が何者かに依って持ち出されたことは、遂に発見されなかった。
喇嘛の行衛 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、楊雄は、彼女の珠櫛たまぐし金釵きんさかんざしなどことごとくムシりって地へ投げ、その手で腰の剣を抜き払った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)