“菰田”の読み方と例文
読み方割合
こもだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所の人は俗におきしまと呼んでいますが、いつの頃からか、島全体が、M県随一の富豪であるT市の菰田こもだ家の所有になっていて、以前は同家に属する漁師達の内
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
庄田しょうだ菰田こもだの二人の門弟の、姿の見えないのはどうしたのだろう? 二人の門弟は土間から上がって、奥の小座敷の屏風びょうぶの蔭あたりで、白首を相手に遊んでいるのかもしれない。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「おおこれは菰田こもだ氏か。さあさあおいでなさるがよい」で、中段にピタリと構えた。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)