“小蕪”の読み方と例文
読み方割合
こかぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の大好きな小蕪こかぶの実の味噌汁みそしるは、せんのうち自家でお前がこしらえたほど味は良くなかったけれど久しぶりに女気がそこらに立ち迷うていて
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
久しぶりに自分で作った弁当、いり玉子にハムのきざんだの、配給のアミの佃煮つくだにを煮なおし、とろろこんぶと小蕪こかぶ漬物つけもの、紅しょうがもそえた。
妻の座 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
その中へ先ず兎の肉を入れて別にバターで焦げるほどフライした玉葱を五つ六つと皮を剥いてフライした小蕪こかぶを五つ六つ加えて一時間余も弱火とろびで煮ます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)