“まへかゞ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前屈80.0%
前跼20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かみにはしろ手拭てぬぐひかぶつてかさ竹骨たけぼねかみおさへるとき其處そこにはちひさな比較的ひかくてきあつ蒲團ふとんかれてある。さういふ間隔かんかくたもつて菅笠すげがさ前屈まへかゞみにたかゑられるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
何故なぜかはらぬが、此船このふねにでもつてたすからうと、片手かたてふなばたへて、あわたゞしく擦上ずりあがらうとする、あしすなはなれてくうにかゝり、むね前屈まへかゞみになつて、がつくり俯向うつむいた
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
四疊半の茶呑臺ちやぶだいの前に坐つて、髮の伸びたロイド眼鏡のZ・K氏は、綿のみ出た褞袍どてらを着て前跼まへかゞみにごほん/\咳き乍ら、私の用談を聞いた。
足相撲 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)