“擦上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すりあが50.0%
ずりあが50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何故なぜかは知らぬが、この船にでも乗って助かろうと、片手を舷に添えて、あわただしく擦上すりあがろうとする、足が砂を離れてくうにかかり、胸が前屈まえかがみになって、がっくり俯向うつむいた目に
星あかり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何故なぜかはらぬが、此船このふねにでもつてたすからうと、片手かたてふなばたへて、あわたゞしく擦上ずりあがらうとする、あしすなはなれてくうにかゝり、むね前屈まへかゞみになつて、がつくり俯向うつむいた
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)