前屈まへかゞ)” の例文
しな身體からだ半分はんぶん蒲團ふとんからずりしてたら、手拭てぬぐひかみつゝんですこ前屈まへかゞみになつてるおつぎの後姿うしろすがたえた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おどろいたかほをして、ちよつきをがつくりと前屈まへかゞみに、ひぢかに鯱子張しやちこばらせて、金時計きんどけいめながら
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かみにはしろ手拭てぬぐひかぶつてかさ竹骨たけぼねかみおさへるとき其處そこにはちひさな比較的ひかくてきあつ蒲團ふとんかれてある。さういふ間隔かんかくたもつて菅笠すげがさ前屈まへかゞみにたかゑられるのである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
何故なぜかはらぬが、此船このふねにでもつてたすからうと、片手かたてふなばたへて、あわたゞしく擦上ずりあがらうとする、あしすなはなれてくうにかゝり、むね前屈まへかゞみになつて、がつくり俯向うつむいた
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ぺたんこともゆがんだとも、おほきな下駄げた引摺ひきずつて、前屈まへかゞみに俯向うつむいた、瓢箪へうたん俯向うつむきに、出額おでこしりすぼけ、なさけらずことさらにいたやうなのが、ピイロロロピイと仰向あふむいていて、すぐ
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)