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まえこご
ふりがな文庫
“まえこご”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
前屈
50.0%
前跼
20.0%
前曲
10.0%
前俛
10.0%
前踞
10.0%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前屈
(逆引き)
僕は相手の名前も分らない、また向うの話の通じない電話をかけるべく、
前屈
(
まえこご
)
みになって用意をした。千代子はすでに受話器を耳にあてていた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
まえこご(前屈)の例文をもっと
(5作品)
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前跼
(逆引き)
そして空いた袋や籠を
括
(
くく
)
りつけた
天秤棒
(
てんびんぼう
)
を担ぎ、少し
前跼
(
まえこご
)
みになってさっさと帰っていった。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
まえこご(前跼)の例文をもっと
(2作品)
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前曲
(逆引き)
記者は玉子色の外套の
隠袖
(
かくし
)
へ両手を入れたまま、
反返
(
そりかえ
)
って笑った。やがて、すこし
萎
(
しお
)
れて、
前曲
(
まえこご
)
みに西の方を
覗
(
のぞ
)
くようにしながら
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
豊世は姑から細い銀の
煙管
(
きせる
)
を借りて、
前曲
(
まえこご
)
みに煙草を
燻
(
ふか
)
してみながら、話を聞いている。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
まえこご(前曲)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
前俛
(逆引き)
傘を傾けて杉の下に立って見て居ると、また一しきり
烈
(
はげ
)
しく北から吹きつくる
吹雪
(
ふぶき
)
の中を、黒い外套姿が少し
前俛
(
まえこご
)
みになって、一足ぬきに歩いて行く。第一の石橋を渡る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
まえこご(前俛)の例文をもっと
(1作品)
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前踞
(逆引き)
見たまえ——お米が
外套
(
がいとう
)
を折畳みにして袖に取って、
背後
(
うしろ
)
に立添った、
前踞
(
まえこご
)
みに、辻町は手をその石碑にかけた羽織の、裏の
媚
(
なまめ
)
かしい中へ、さし入れた。手首に冴えて
淡藍
(
うすあい
)
が映える。
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
まえこご(前踞)の例文をもっと
(1作品)
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