“まえかが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前屈67.2%
前跼31.0%
前俛1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし博士は、大隅学士などに用はないといった様子で、光線器械の横にすこし前屈まえかがみになって、しきりと調整に取りかかったのだった。
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
私は前跼まえかがみになると、手のこうをかえしてこぶしの先で三和土の上をあちこち触れてみた。手の甲というものは、冷熱の感覚がたいへん鋭敏である。
ゴールデン・バット事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
午後になると帰って来る。両腕に力を入れ、前俛まえかがみになって、みあげにあせたまをたらして、重そうに挽いて帰って来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)