“前俛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まえかが50.0%
まえこご50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
午後になると帰って来る。両腕に力を入れ、前俛まえかがみになって、みあげにあせたまをたらして、重そうに挽いて帰って来る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
傘を傾けて杉の下に立って見て居ると、また一しきりはげしく北から吹きつくる吹雪ふぶきの中を、黒い外套姿が少し前俛まえこごみになって、一足ぬきに歩いて行く。第一の石橋を渡る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)