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前跼
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まえこご
ふりがな文庫
“
前跼
(
まえこご
)” の例文
鷺太郎が、その小径を下の草叢にまで下りたち、もう一度、
前跼
(
まえこご
)
みになって、あたりを見透かした時だった。
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
そして空いた袋や籠を
括
(
くく
)
りつけた
天秤棒
(
てんびんぼう
)
を担ぎ、少し
前跼
(
まえこご
)
みになってさっさと帰っていった。
柳橋物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そして
前跼
(
まえこご
)
みになって、何か捜しているようだったが、それは、崖を下る小径だったと見えて、
軈
(
やが
)
て、その二人の
白服
(
しろふく
)
は、するすると真黒い
草叢
(
くさむら
)
の中へ消えてしまった。
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
跼
漢検1級
部首:⾜
14画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛