“囮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おとり88.7%
をとり9.4%
おと1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十六の年から母の代稽古として弟子たちを教えていたが、容貌の好いのが唯一ゆいいちおとりになって、男弟子もだいぶ入り込むようになった。
半七捕物帳:05 お化け師匠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
あみつたたか竹竿たけざをには鳥籠とりかごかゝつてました。そのなかにはをとりつてありまして、小鳥ことりむれそらとほたびこゑびました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
こりゃア一番、てめえのいうとおり、お艶をおとりに、源十をそそのかして、コッソリ瓦町へ放してやるとしようか
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)